O硬度5.5〜6.5)があります。オパールといっても遊色効果の無いコモンオパールなのですが綺麗なブルーの地色をしていますので充分宝石としての価値を持っているものです。ブルー・オパールはオーストラリア産やUSA産、メキシコ産等の方がどちらかと言えば有名なのですが、
色の鮮やかさや透明感の良さでペルー産に勝るものは無いでしょう。高品質なものは稀少で非常に高価なのですが、眩しさを感じるくらいの明るく鮮やかなターコイズ・ブルーで凄い魅力を持っています。
又、ペルーではニッケルの含有に因りアップルグリーンの地色をしたグリーン・オパール(クリソオパール)やマンガンに因りピンク色をしたピンク・オパール(実はオパールではなくパリゴルスカイトという別の鉱物)も採れます。
さらにペルーではピンク色をしたフローライト(蛍石CaF2硬度4)が採れます。ピンク・フローライトは各色のフローライトの中で唯一宝石として取り扱われているといっても過言ではありません。ピンク・フローライトはスイス産ものが有名で色が濃く美しいのですが母岩付の結晶標本でも極端に高価で手が出ません。ペルー産はスイス産より色が淡いのですが透明感が良くむしろカット石に向いているかも知れません。ただフローライトは硬度が低い上に劈開性が強く宝飾には向きませんので収集家の石になります。
ペルーとアルゼンチンではロードクロサイト(別名インカローズ 菱マンガン鉱MnCO3硬度3.5〜4)が採れます。この石はアルゼンチン産のローズ色から濃いピンク色をし白い縞模様の入った塊状のものが有名です。透明感は劣りますが結構大きな塊で産出し色も綺麗ですからアクセサリーや彫刻の材料に良く使われています。
塊状ではなく縞模様の無い単結晶で有名なのはUSAのコロラド産で、透明感が良くカットすると独特の鮮やかな紅色をした宝石になります。但しコロラド産は非常に高価です。ペルーでも単結晶が採れコロラド産よりもさらに色や透明感が優れている様に思えるのですが残念な事にあまり大きな結晶にならないのです。勿論小さくてもカットすれば魅力的な宝石になることは間違い有りません。
ボリビアではコレクター垂涎の的であるフォスフォフィライト(燐葉石硬度3〜3.5)という石が採れます。透明薄緑色から青緑色の美しい石でカットすると清々しさを感じる魅力的な宝石になります。この石は産出そのものが稀少ということもありますが、フローライトと同じで硬度が低い上に劈開性も強く非常にカットしにくい事からルースとして市場に出ることが殆ど無いのです。又、劈開性の為原石が破片状になってしまいますのでカットできたとしても小さなものになってしまうのです。フォスフォフィライトは他にドイツやUSAでも産出するのですがカットに値するものが採れるのは現在のところボリビアだけの様です。
又、ボリビアでは他の国では見られない独特のアメジストが採れます。アメジストは通常柱面の短いクラスターで結晶していますがこの国のものは柱面が長くしかもかなり大きな結晶になっているのです。そしてもっと特徴的なのは色で、とても美しく明るい紫色をしており、アメジストの欠点である退色や変色が殆ど無いとされています。ただ惜しいことに色が淡く透明感がそれ程良くありませんのでルースには適さないのです。
さらにボリビアではビビアナイト(藍鉄鉱硬度1.5〜2)という濃いグリーンの透明石が採れます。この石は鉱物コレクターの方なら良くご存知だと思いますが良質な標本となると比較的高価なものです。美しい石なのですがあまりにも硬度が低く脆い為ルースには向きませんし、カットしたものは時間が経つと表面が変色し暗くなるという問題が有ります。
その他ボリビアでは帯褐黒色で透明感の良いキャシテライト(錫石SnO2硬度6〜7)という石も採れカットされることがあります。